女性いびき いびき外来 睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療日帰りレーザー手術 慶友銀座クリニック 東京都中央区

東京都中央区築地1丁目13番11号高橋ビル2階
TEL:03-3542-3387
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女性いびき

慶友銀座クリニックでは 月曜日午後部と木曜日午前部に女性専用のいびき外来を設置しました。担当医は日本耳鼻咽喉科学会の専門医のベテラン女性医師です。理事長の大場俊彦の診察を希望の方も含め、是非ご来院ください。

女性特有の眠り

月経が近づくと「集中力がなくなる」「イライラする」と感じる女性は多いですが、同様に多くの女性が「眠くなる」とも感じています。これは月経前症候群の症状で、女性ホルモンの量の変化に伴って、日中の体温変化に差が出なくなることが関係しているとも考えられています。

妊娠や出産も睡眠には関係してきます。妊娠初期は女性ホルモンの変化に伴い、眠くなりがちであり、後期になると頻尿や胎動の影響で睡眠中に目が覚めやすくなります。出産後も夜間の授乳やストレスで睡眠時間が減ることにより日中の眠気が出てしまうとも考えられています。更年期になると、女性ホルモンの減少によるものか日中のストレスによるものか不眠症状に現れることがあります。

加齢による睡眠の質低下が男性より女性で顕著なことが、東京大学と大阪大学と名古屋市立大学の研究で報告されました(Univ.J Online 2021/5/16)。またいびきよりもベッドや布団への出入りと寝返りが女性の睡眠妨害の要因かという報告もコアラスリープジャパン(東京都渋谷区)からの報告もあります。ちなみに、我が家は、私と妻と思春期の娘二人の4人家族で、家に帰るとだれかソファで寝ています。

女性のいびきと睡眠時無呼吸症候群

いびきや睡眠時無呼吸症候群は一般的に男性が多いと考えられています。「いびき」をかく人は男性の約25%、女性の10%といわれています(参考 Sleep Breath 2011:15 63-9)。またいびきの原因となる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の日本国内における潜在している患者の数は約500万人で、有病率は男性9%で女性3%と推定されています。特に男性では40歳代から50歳代が半数近くを占めますが、女性では50歳代以降の閉経後に増加するのが特徴です。

一般的に女性は男性よりも「いびき」をかきにくいといわれています。男性は上半身に脂肪がつきやすい傾向があり、女性は下半身に脂肪がつきやすいです。なので、男性は太ってくると、女性よりはやめに「いびき」症状を訴えます。小顔だと空気の通り道が狭くなりやすく、実はかわいい小顔の女性は閉塞性睡眠時無呼吸の症状であるいびきをかきやすい傾向にあります。かわいめのきれいな女の子が、実はいびきをかくんですといって外来にいらっしゃす。彼女たちの頭蓋骨の骨格が小さい為、のども狭くなっており、いびきをかきやすいような構造になっています。それでも若いうちは、女性ホルモン(プロゲステロン)は上気道開大筋という上気道の開存を維持しようとする筋肉の働きを活発にさせる作用があるので、男性よりも気道がひろがっているので、いびきをかきにくくなっています。

加齢により、男性女性に関わらず、口の周りの筋肉や舌を支える筋肉が衰えて、睡眠中に舌を支えていられなくなり、だらんと下がった舌根が気道を圧迫し、呼気の通り道を狭くしてしまいます。所謂「窒息」した状態になり、口呼吸になり、いびきをかきやすくなっています。閉経前は女性は男性に比べて太りにくい傾向なのですが、女性は閉経前から少しずつ女性ホルモンが低下して、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、脂肪の代謝のバランスが悪くなり、コレステロールが増加し、男性と同じような内臓脂肪型の肥満になってしまい、それに伴い閉経後の女性は閉塞性睡眠時無呼吸が増加すると考えられています。また閉経後は女性ホルモンのプロゲステロンが減少して呼吸中枢への刺激が不足し、上気道の開きを維持する筋肉の働きが弱くなり、いびきの原因となる閉塞性睡眠時無呼吸が起こりやすくなるのです。

また睡眠時無呼吸の症状に倦怠感や頭痛や不眠や寝汗などがありますが、更年期障害の症状に似ていることから睡眠時無呼吸症候群を見逃しやすく重篤化してしまうことがあることが指摘されています。このように女性は加齢変化・ホルモンバランスの変化により、中年になるといびきをかきやすくなるのです。睡眠時無呼吸症の症状として不眠症があります。不眠症を治療するために精神科等を受診し「不安神経症」や「うつ」や「更年期障害」と診断され、睡眠時無呼吸とかけ離れた治療を行われてしまい状態が悪化してしまうというケースも報告されています。このような症状のある方は是非ご来院していただきまず睡眠時無呼吸の精査を受けていただくことをお勧めします。

女性のいびきの治療

よく「いびき」を治療しますが、閉塞性睡眠時無呼吸は治療しませんというクリニックが東京都内にも何件かあります。閉塞性睡眠時無呼吸の人は、必ず「いびき」をします。「いびき」はするけど、閉塞性睡眠時無呼吸はないという患者さんは、とても若い方だといますが、大抵30代過ぎると閉塞性睡眠時無呼吸になります。のどにレーザー等をあてる保険外の手術に対しては、有効性を示すしっかりとした論文は今のところみたところありません。15年ほど前、米国でのどに針を数か所刺して粘膜を縮めるという手術が一時流行したことがありますが、Slightly Effective(ちょこっといいかも)というレベルで、廃れました。レーザー等を照射するのはこれよりも粘膜に対する効果はかなり弱いと予想されます。有効性について論議したしっかりとした論文が待たれます。

日帰りの口蓋垂(のどちんこ)切除術は、のどちんこが3.5センチ以上あれば少し有効化もしれないと報告されていますが、そこまで長い人は滅多にいません。日帰りの口蓋垂手術は閉塞性睡眠時無呼吸を悪化させると報告され、米国でも他の欧米諸国及び日本国内でも手術は公的な大病院では行っていません。将来的にも閉塞性睡眠時無呼吸がないと考えられる「いびき」の患者さんは対象かもしれませんが、そのような患者さんはみたことはありません。よく治療後にいびきが減ったとのネット上の報告がありますが、学会では術後ののどの強い痛みにより食事ができなくなり体重が一時的に減少したのが原因かとも議論されています。

慶友銀座クリニックでは日帰りレーザー治療や、全身麻酔下での口腔咽頭形成手術(ラテラル法)、歯科用スリープスプリント(マウスピース)作成、CPAP治療、歯科矯正、状態をみて究極の治療である顎顔面外科手術を提案しています。


いびき・睡眠時無呼吸ニュース(アーカイブス)

最新のいびき・睡眠時無呼吸ニュース

◆首にペースメーカーを入れ睡眠時無呼吸治療
舌下神経を刺激し、寝ている間に無呼吸を治療します。米Pittsburgh大医療センターのPatrick Strollo先生のグループが開発。舌下神経(hypoglossal N.)は12対ある脳神経の一つであり、第XII脳神経です。舌の運動を司る他、頚神経わな、甲状舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋、胸骨舌骨筋をも支配。この神経に植え込み型のペースメーカーなようなものを手術して埋めこみ、寝ている間に電気で、舌を強制的に動かすことで、気道を確保します。日本でも実験的治療が行われようとしています。

◆睡眠時無呼吸の治療で、CPAP導入時に、睡眠薬を併用することで、CPAPを装着して治療を継続することが向上できたということです。はじめにCPAPをつけるかたは、抵抗のある方が多いです。睡眠薬の力もかり、コンプライアンスをよくすることも期待できます。(CJ Lettieri :Annals ofinternal med.151 696-702,2009)

◆ 睡眠に関する推奨を米国の胸部学会(ATS)が公表:健康・QOL維持に必要な睡眠習慣・睡眠障害への対応、睡眠衛生の教育等に関する推奨をATSがまとめました。成人小児での適切等についての推奨項目があり。2014年に米国小児科学会(APP)が中学高校の始業時間を8時半以降にすることを求めた声明を発表。今回の推奨にも小児の睡眠時間確保のため「学校の始業時間を遅らせることを勧める」とした同様の趣旨の項目が含まれているとのこと。
睡眠に関する推奨項目について
①睡眠時間が短い(6時間未満)ことは死亡リスクの上昇を含む健康への悪影響をもたらし、睡眠時間が長すぎる(9-10時間超)ことも健康に悪影響を及ぼす可能性。個人差あるが、一般的に健康維持のために必要な睡眠時間は成人で7~9時間。日本は睡眠時間が短いので有名。たっぷりと子供も睡眠することが必要。
②小児に対し、年齢に応じ推奨される睡眠時間を明らかにすべき。標準的な起床スケジュールがあれば、小児が自発的に起床する助け。起床スケジュールをつくることは大切。
③学校の始業時間を遅らせるべき。学校の先生方を含む就業時間の問題もあり。
④医療従事者を対象とした睡眠衛生に関する教育を強化し、患者が適切な睡眠をとるための指導につなげる。睡眠学会等での教育の必要性があり。
⑤健康維持に睡眠が重要であることを強調した教育プログラムを開発。教育プログラムの開発は、学会が主導して行うことも考えられます。
⑥職業運転者を含む全ての運転者が、どうすれば自分の眠気を意識できるか、眠気がどのような事態をもたらすのかを学ぶ機会を持つべき。会社側や協会等を通じた啓もう活動の必要性があり。
⑦一般市民および医療従事者は長時間労働やシフト勤務による睡眠の質と時間への影響、また眠気と職場での事故との関連について教育を受けるべき。これも啓もう活動の必要性があり。
⑧未治療のOSAがもたらす公衆衛生上の問題は極めて深刻であるため、高リスク者の早期発見の重要性について一般市民および医師の意識を高める。これは睡眠医療の浸透が学会等を通じて必要そう。
⑨不眠症に対し、安易に睡眠薬や鎮静薬を投与することは避け、認知行動療法の有効性を医師に学んでもらう。また、認知行動療法を普及させるため、実施できる医療従事者を研修によって増やし、保険でカバーされるよう、構造改革を図る これは米国の指針です、日本にもあてはまりそう。
≪参考≫Am J Respir Crit Care Med(2015;191:1450-58)MEDECALTRIBUNE2015/7/2より

◆ 慢性腎臓病の人は睡眠時無呼吸が多い
透析患者で50から70%、透析前の患者さんでも50%程度の方が睡眠時無呼吸症候群、特に閉塞性睡眠時症候群を有している。慢性腎臓病の患者さんは、日中は主に立って生活しているため、体液は重力の影響で下半身にたまってしまい、足のむくみがきます。夜寝ていて、体を横にすると下半身にたまっていた水が上半身に移動して、のどのまわりの組織がむくみを起こし、気道が狭くなってしまう。このような患者さんの場合は、まず腎臓を含めた体液の管理を睡眠時無呼吸の治療としてまず行う。 参考 そらまめ通信79号

◆CPAPだめな人に新しい治療法(ナステント? )
ナステント? は鼻腔内に挿入するチューブ状の医療機器です。一つ一つパックされ滅菌してあり、使い捨てのため、毎日フレッシュな状態で使えます。ナステント? は、左右、長さ、硬さに種類があり、全部で36種類の品種があります。

◆ 睡眠時無呼吸と高血圧
オムロン ヘルスケアは睡眠時無呼吸症候群が発生した時の血圧が200mgHg以上に上昇するタイプの高血圧があることを報告。同成果は同社と自治医科大学 循環器内科学部門の苅尾七臣教授らの共同研究によるもの。ミラノにて開催される「第25回 欧州高血圧学会」のシンポジウムで発表されるとのこと。夜間の血圧は病態や予後との関係が深いと考えられ、原因として、睡眠時無呼吸症候群、心不全や腎不全などがあり。特に、睡眠時無呼吸症候群は、降圧治療をしていても血圧がコントロールされない「治療抵抗性高血圧」の最も多い要因と考えられています。睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇の程度には個人差あり、睡眠時無呼吸が発生した時の血圧には、高い人では200mmHg以上に上昇する危険なタイプの高血圧がある。睡眠時無呼吸に伴う血圧上昇は、就寝前の降圧治療によって上昇を効果的に抑えられる。

◆鼻づまりとCPAP
鼻づまりがあるとCPAPがうまくできない、鼻づまりを解消するとCPAPをうまくできる可能性があるという報告がH27年度の日本耳鼻咽喉科学会総会の報告で3件あり。広島大学耳鼻咽喉科の「当科のCPAP使用患者における自覚的鼻閉の影響」では鼻閉があるとCPAPのアドヒアランスが悪く、日中の眠気と睡眠の質の低下があるとの報告でした。順天堂大学耳鼻咽喉・頭頸科の「CPAPアドヒアランスに対する鼻副鼻腔疾患の影響」では鼻副鼻腔疾患の合併はCPAPアドヒアランス低下の一因となる可能性があるとの報告でした。関西医科大学耳鼻咽喉科の「閉塞性睡眠時無呼吸における鼻腔通気度検査結果と鼻呼吸障害の検討」ではアレルギー性鼻炎を起こしているCPAP使用患者に対する鼻閉改善のための鼻のレーザー治療の有用性が示唆されました。

◆睡眠時無呼吸の人はどこに脂肪がたまるのか
睡眠時無呼吸患者はどこに脂肪が蓄積されるかと言うことに対して、H27年度日本耳鼻咽喉科学会総会の報告で東邦大学耳鼻咽喉科「閉塞性睡眠時無呼吸患者におけるMRIを用いた上気道軟部組織の検討」では、閉塞性睡眠時無呼吸の重傷度には舌容積、副咽頭間隙脂肪容積が影響を及ぼすと報告。

◆睡眠時無呼吸と糖尿病
H27年度の日本耳鼻咽喉科学会総会の報告で愛知医科大学耳鼻咽喉科の「慢性持続性低酸素症(睡眠時無呼吸症候群)に対してアディポネクチンが膵臓β細胞に及ぼす影響」で睡眠時無呼吸症候群がII型糖尿病の要因と考えられるとの報告がありました。シカゴ大学医学部のTasaliらによる研究で「糖尿病および心血管疾患のリスクが高い患者では睡眠時無呼吸の検査を行った方がいい」との報告があります。

◆睡眠時無呼吸で日本の経済損失3.5兆円(交通事故の半分の経済損失)
東洋経済オンラインYahoo News(4月16日)で「SASスクリーニング検査フォローアンケート全日本トラック協会2009」によると、6割の罹患者は自分が睡眠時無呼吸と自覚していないとの結果が出ています。米国の年間経済損失は1000億ドル以上とのことで、経済的にも大問題。国交省は自動車運転事業者に対して支援を行っており、夜間勤務が多いJR貨物も、すべての機関車にエマージェンシーブレーキを装備しているとのこと。全日本トラック協会は、睡眠時無呼吸のスクリーニング検査を補助事業とし、加盟社のドライバーに検査費用を助成している。JR貨物では、運転士全員に3年に1度の検査を義務付けているそうです。参考 東洋経済オンライン

◆睡眠学会理事長の提言
2015年5月20日に睡眠ポリグラフ検査の重要性について一般社団法人日本睡眠学会理事長 伊藤 洋先生が「 日本睡眠学会は、国民の健康と社会安全を守るためには睡眠ポリグラフ検査が必須である」という声明を出しました。

◆トラック運転手は缶コーヒーがぶ飲みで太り睡眠時無呼吸に?
(社)全日本トラック協会がだしている「睡眠時無呼吸症候群(SAS)について」監修 [成井浩司 虎の門病院睡眠センター呼吸器科(専門:呼吸器病学、睡眠医学)]では、睡眠時無呼吸で入院している肥満患者を調べ、トラックやタクシー運転手、営業マンなど長時間の運転をする人の中には、カフェインを含む“缶コーヒーやコーラやドリンク剤”を10本から15本を1日に飲んでいる人がいるとのこと。運転中の眠気を追い払うために飲む飲料の糖分が蓄積されてしまい、この過剰摂取により肥満になり睡眠時無呼吸になる可能性が増えてくる。

◆国交省自動車交通局「睡眠時無呼吸に注意しましょう」
睡眠時無呼吸は治療すれば健康な人と同じように安全運転を続けていくことができるので、睡眠時無呼吸の疑いがあるから、または、睡眠時無呼吸と判明したからといって直ちに乗務からはずすなどの差別的な扱いは厳禁です。SASと診断されることによって不利な扱いを受けることがあると、睡眠時無呼吸の早期発見に消極的になる方も出てきます。睡眠時無呼吸であることを隠し、治療を受けないで運転業務を続けることが、『本人・会社・社会』のいずれにとっても最も危険な状態であり、避けるべきことです。事業者の皆様のご理解をお願いしますとのことです。疑いがあれば特に職業運転手の方は人の命にもかかわることです。積極的に睡眠時無呼吸の検査を受けましょう。

◆電車のトラブルに音漏れやいびきが9%
2016年8月6日 日本法規情報及びライブドアニュースより

◆いびきアプリを開発
デジカメとマイクロフォンを用いてスマホで睡眠時無呼吸を検査するアプリを石川県の県工業試験場が開発。2016年6月10日北國新聞社

◆睡眠時無呼吸の運転手の不注意
埼玉県の所沢市東所沢和田のJR武蔵野線(東所沢―新秋津間)で、睡眠時無呼吸症候群と診断された男性運転手が、運転中に一時意識低下し直後に気づいて停止して安全確認し運行を再開するも速度超過した。2016年6月14日朝日新聞デジタルより

◆閉塞性睡眠時無呼吸の人は緑内障に注意が必要!
北海道大学は2016年6月、睡眠時の無呼吸の患者の夜間における眼圧の変動の測定に成功。またそれにより、緑内障との関係がわかった。この成果は北大大学院の研究グループが発表し、米国雑誌に掲載。眼圧の変動は、時間帯・姿勢により変動があることがいままで知られています。睡眠時無呼吸の患者さんは緑内障の有病率が、正常な人に比べて10倍高いことがわかっていましたが、なぜ高いかはよくわかっていませんでした。北大のグループはスイスの会社が開発したコンタクトレンズ型の眼圧計を用いることにより解明。今回の成果より、眼圧が上昇せずとも、低酸素状態等があることにより、視神経の障害がおこる可能性を示しています。
マイナビニュース2016・6・8 2016年7月5日日刊ゲンダイデジタルサイト

◆三井住友海上がいびき分析のアプリ提供
三井住友海上火災保険(本社東京都千代田区神田駿河台)は、閉塞性睡眠時無呼吸の大きな症状であるいびきの分析をスマートフォンで企業向けに無償でアプリを提供するそうです。運輸業界など睡眠時無呼吸・いびきの関心が高まっており、産業医学的にも注目です。2016年7月16日日刊工業新聞電子版より

◆眠気によるバス事故
2016年1月22日夜に、仙台市営バスが道路脇の田んぼに突っ込んで、男性の運転手(30代)が怪我。運転手曰く「事故の直前に眠くなり、ぼーっとしてしまった」とのこと。仙台市交通局の報告では、運転手は、朝起きた時から眠気を感じていたとのことでした。警察で事故原因を調べているとのこと。
TBS JNN 2016年1月23日

◆鼻の穴につける超小型CPAP (現在発売されていません)
僕の予想ですが、まだこのマシンをみたことはありませんが、以前鼻にチェックバルブ式のテープを貼るEPAPというシステムがあり、これは鼻から出た空気は鼻から出さず、のどにまわり、鼻から吸った空気はのどにまわるので、のどに送られる空気の総量が増えるというシステムでした。理論的にはいいのですが、使い捨てで高価であり、データ的にもいいという論文も出て、2010年代はよく米国の学会で発表されていました。日本に出回る前に会社がよくわかんなくなっちゃったという、いかにも出ては消える米国のベンチャーらしい感じで、米国の学会ではぱっとしません。

◆寝ないと風邪をひく
十分に休息をとった人より、睡眠不足の人が風邪を引く確率は、4倍高い。医学雑誌スリープにUCSFのAric Prather先生の研究で掲載(参考 Aric Prather.Sleep2015)(AFP時事9月1日)

◆ 子供の睡眠時間確保に学校の始業時間を遅らせる提案
米国胸部学会は,健康とQOLの維持に必要な睡眠習慣や睡眠障害への対応,睡眠衛生の教育等に関する推奨をまとめた。推奨として小児の睡眠時間確保のために学校の始業時間を遅らせることを勧めました。参考 Am J Respir Crit Care Med 2015:191

◆子供は無呼吸に対する手術後に身長が伸びて太る傾向
H27年度日耳鼻総会報告で山口大耳鼻咽喉科「小児OSASに対する手術加療が身体発育に及ぼす影響の検討(第2報)」より。

◆子供の睡眠時無呼吸の重症度の要因
H27年度日耳鼻総会の報告で慈恵医大耳鼻咽喉科学の「小児閉塞性睡眠時無呼吸症の重症度に影響する要因について」で小児の睡眠時無呼吸の重症度には口蓋扁桃肥大、顎顔面形態、鼻腔抵抗値等の上気道要因が関連していることが報告。

◆健診でみつかりにくい疾患の5位:睡眠時無呼吸
メドピアKKサイトに参加の7万人の医師ネットワークにアンケート調査実施(回答数1643)、「健康診断で見つかりにくい危険な病気は?」という質問で、1位 すい臓がん、2位 精神疾患(うつ病など)3位 脳動脈瘤(くも膜下出血等)4位 胆管がん 5位 睡眠時無呼吸症候群。

◆三井化学が睡眠時無呼吸症候群向けマウスピースに進出(2015年05月25日日刊工業新聞)のサイトの報告で、傘下のレスパイヤメディカル(NY州)が開発したマウスピースだそうです。

◆花粉症と睡眠時無呼吸?
ナショジオ日本版 Yahoo News 3月19日(木)で、花粉症によ鼻閉が睡眠時無呼吸を起こす。

◆睡眠時無呼吸あってもCPAPすれば居眠り事故は減る
愛知医大睡眠科睡眠医療センター「睡眠時無呼吸症候群における居眠り運転事故調査 国際交通安全学会誌Vol35No1」ではCPAP治療後の居眠り事故減少(CPAP治療導入前1年間に居眠り運転事故を起こしたもの315例中20例(6.3%)、CPAP 治療導入後1年間の居眠り運転事故3例(1.0%))

◆睡眠時無呼吸で心突然死増加 米国心臓学会2013年6月11日に報告(J of Ame College of Cardiology)。

◆米医学専門誌で 簡単エクササイズでいびき解消
日刊ゲンダイにいびき体操の記事が掲載。これは慶友銀座クリニックのいびき体操のことを書いています。参考に。あごが弱い人は医師の指導の下に行って下さい。(参考)www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/161081

◆睡眠不足は、ロマンチックなパートナー関係にマイナスの影響との報告
18~56歳のカップルを対象の研究で、睡眠不足になると、パートナーへの感謝の気持ち、理解力が減少し、パートナーを大切にしなくなってしまうとの報告。
(参考)UC Berkeley News Center:Poor sleep can leave romantic partners feeling unappreciated Yasmin Anwar,January 19, 2013

◆2020年10月3日日本口腔咽頭科学会オンライン学会に理事長参加。
◆33回日本口腔咽頭科学会学術講演会は新型コロナウィルス感染症の為参加インターネット参加も可能。
◆H31年4月23日ナステントNASENT販売会社のセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズKK破産手続き申立て及び決定:H26年の設立以来、ヘルスケアとロポティクスの分野において研究開発及び販売を行っていた、資金繰り悪化で、東京地方裁判所に対し破産手続き開始の申立てを行い、破産手続き開始決定(平成31年(フ)第2840号)を受け、財産の管理処分権限は破産管財人に専属。破産手続き開始ヘルスケア事業に譲渡するための協議中。鼻腔挿入デバイス「ナステントNastent」は、当面の間、今後も継続して事業を運営予定。
◆2018年11月23日ー24日第17回「日本睡眠歯科学会総会学術大会」テーマ「2018 A sleep Odyssey2018睡眠の旅」としてつくば国際会議場(茨城県つくば市竹園)開催。共催茨城県歯科医師会 大会長東京医科大学茨城医療センター松尾先生。
◆2018年7月14日日本睡眠歯科学会主催「睡眠歯科医学エキスパートセミナー 北海道歯科医師会館」開催。
◆2018年7月11日ー13日日本睡眠学会第43回定期学術総会Japanese Society of Sleep Research The 43rd Annual Meeting(JSSR43) テーマ睡眠学の結晶 会長千葉茂 旭川医科大学精神医学講座教授
◆2017年6月29日ー30日日本睡眠学会第42回定期学術総会日Japanese Society of Sleep Research The 43rd Annual Meeting( JSSR42) Design of sleep こころとからだのハーモニー パシフィコ横浜 横浜市西区みなとみらい1-1-1会長伊藤洋 (東京慈恵医科大学葛飾医療センター)開催。
◆平成29年10月29に開催の東京歯科保険医協会主催のOSA医療連携講習会(睡眠時無呼吸用マウスピース)に参加しました
◆平成29年11月2日に第5回日本口腔筋機能療法学会 研修会に理事長が参加。
◆ナステントNastent(セブンドリーマーズ ラボラトリーズKK東京都港区三田)の販売が再開。ナステントNastentを適切に使用するため、医師による判断が必要。ナステントNastentを適切に使用していただくため、医師による診断が欠かせません。尚ナステントクラシック Nastent Classicは2017年12月の段階では誤嚥された事象があり、自主回収中。
◆2017年11月2日第5回日本口腔筋機能療法学会研修会が東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン有楽町朝日ホールにて開催
◆日本睡眠学会 第42回定期学術集会 2017年6月29日ー30日会長:伊藤洋(東京慈恵医科大学葛飾医療センター)が開催。
◆バスの運転手さん達に睡眠時無呼吸の講習会:バスの運転手・ガイドを対象にした安全サービス向上のための愛媛県の県バス協会による研修会が2016年度の開催。参加者50名がいびきの原因となる睡眠時無呼吸症候群(SAS)対策について学ぶ。いびきが大きなサインとなる閉塞性睡眠時無呼吸は、眠気が大きな症状で、交通事故をおこす大きな要因。職業運転手の方にはよく学び、交通安全につなげていただきたいです。愛媛新聞オンライン 2016年9月9日
◆日本睡眠学会第41回定期学術集会が京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿)開催、院長・松井医師が参加。2016年7月7日8日
◆ 秋の「すいみんの日」市民公開講座が開催 主催:公益財団法人精神・神経科学振興財団 平成27年9月6日(日)ベルサール九段 東京都千代田区九段北1-8-10 東西線・半蔵門線・新宿線(九段下駅7番出口)
秋の「すいみんの日」市民公開講座2015東京 認知症にならないための仮眠術 講演 司会 三橋 美穂(快眠セラピスト)
運動をして、よく眠ろう!内田 直(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)眠らないとボケるのか大川 匡子((公財)精神・神経科学振興財団 睡眠健康推進機構長)健康づくりのための睡眠指針 内山 真(日本大学医学部精神医学系教授)
快眠体操 快眠のための効果的なエクササイズを紹介 三橋 美穂(快眠セラピスト)
◆日本睡眠学会第四十回学術集会開催:2015年7月日本睡眠学会第40回定期学術集会(宇都宮市 栃木県総合文化センター・宇都宮東部ホテルグランデ)が獨協医科大学内科学(神経講座)の主催で開催。テーマEndless Somnology―次世代への継承―。慶友銀座クリニック院長及び所属の2名の医師が参加。市民公開講座として栃木県総合文化センター サブホールにて聞いて得する! 睡眠のはなし ~良い眠りと良い目覚め~開催。

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