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自由診療
上下一体型睡眠時無呼吸用マウスピース 200,000円(税込)
当院では歯科外来にて、保険診療で認められた上下一体型(ワンブロック型)睡眠時無呼吸用マウスピースを作成しています。保険でつくられない方(保険加入していない方)又は いびき症状がひどいのにPSG検査 にて閉塞性睡眠時無呼吸の確定診断がつかないが(保険上作成できない)このタイプのマウスピースがいびき軽減のために臨床上必要と医師が診断した場合に自費診療の範囲で作成します。分離型(ツーブロック型)は 、保険にて作成できないので、自費診療の範囲で作成しています。効果はひとりひとりの骨格や睡眠呼吸状態にもよりますが、上下一体型も分離型も閉塞性睡眠時無呼吸への効果はほぼ同じというデータもあり、当院ではまず上下一体型を患者様にまずご提案し、その後本人の希望や状態をみて高価な分離型に移行することもあります。
上下顎一体型睡眠時無呼吸用マウスピース(スリープスプリント・MAS) | 60,000円 |
上下顎分離型睡眠時無呼吸用マウスピース(スリープスプリント・MAS) | 200,000円 |
※調整等必要な場合、別途費用が発生します。分離型の場合、装着後の無呼吸検査代を含みます。
【睡眠時無呼吸用マウスピース(スリープスプリント・MAS)の利点と欠点・副作用】
利点
① 口腔内の装着のみで、手軽。電気を必要としない。
② CPAPと比べ、マスクをせず、チューブもなく、就寝時に、寝返りをしやすい。
欠点・副作用
① CP AP 90 %程改善)に比較して効果(低呼吸無呼吸指数等)が限定的(約半分の改善)
② 肥満者は、軟口蓋から口蓋垂が寝ているときに落ち込むことがあり、有効性が低い。
③ 長期間使用による顎(顎関節)の痛みの発生の可能性。
④ 歯科インプラント埋入術後、数年後に作成可能。
⑤ 歯の残存が必要(目安として上下残存歯21本以上必要)。
⑥ 顎関節障害がある、又は大きな虫歯や歯周病がある場合は作成できない。
【上下顎分離型睡眠時無呼吸用マウスピースの利点と欠点・副作用】
●上下顎分離型の利点(一体型の欠点を踏まえて)
① 歯並びが悪くても、一体型よりも装着時の痛みや違和感が出にくい。
② 一体型に比べて閉塞感や圧迫感を感じにくい。
③ 鼻呼吸の影響を受けにくい。
④ 材質とつくりかたの為、壊れにくい。
⑤ 下顎のスプリント部分が外れにくい。
⑥ 装着時の飲水・会話が可能。
⑦ 歯科医師にとり、作成が容易(顎の位置の調整が簡単)
⑧ 海外ではスタンダードな治療なので、学会報告等の場合も分離型の報告がほとんどで有り、最新の研究データをもとにして医師が評価しやすい。
●上下顎分離型の欠点・副作用
① 保険対象外であり、高 額(約20万円):素材や作成システム、特許によるもの。
② 高額のため、虫歯(う歯)等の治療後や長期間使用後の再作成に躊躇してしまう。
③ 分離型は構造上下顎の両端にひんじ(突起部)と調整部が有り、横の部分が大きくなる。
④ 分離型は、元々海外の人々(口腔内が大きいに対して設計されたもので、全体的に厚く重量感がある。よって口腔内が小さいアジア系の方には大きすぎてあわないことがある。
⑤ 装着時に口元が膨らみやすい傾向がある。