いびき外来 睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療日帰りレーザー手術 慶友銀座クリニック 東京都中央区

東京都中央区築地1丁目13番11号高橋ビル2階
TEL:03-3542-3387
大場先生のいびき治療講座

いびきを治す 世界水準のいびき治療についてお話ししましょう

いびきの治療はネットをみても百花繚乱です。若くてもいびきのある人は、男性女性に関わらず、将来的にはまず睡眠時無呼吸症候群になります。睡眠時無呼吸のある人でいびきのない人はいませんし、習慣的ないびきのある人で将来的に睡眠時無呼吸にならない人はまずいません。国内の日本口腔咽頭学会(東京都江東区深川2)だけでなく、世界をリードする米国耳鼻咽喉科頭頚部外科学会(USA,VA)や国際睡眠外科学会では「いびきの治療=睡眠時無呼吸症候群の治療」と考えられています。このHPでは、いびきの治療としての睡眠時無呼吸症候群の治療を書いています。

また慶友銀座クリニックの理事長の大場俊彦は、「いびき女子卒業(主婦の友社)」を書いた経験より(父の大場英俊との共著です。これを見て父は亡くなりました)、いびきがひどくなる更年期以降の女性の睡眠時無呼吸や、最近当院で特に若い女性からの要望が多い「保険診療による歯科矯正を含めた顎顔面手術」のお話も書いています。いびきの原因となる睡眠時無呼吸を伴う顎変形症の手術は睡眠外科の最高峰と考えられ、手術だけでなく前後に行う歯科矯正も状態により保険が適応となります。当院では年間6名ほどの患者様が適応となっています(今までは国内年に1件程なので大幅な増加です)。当院では今のところ全員若い女性で、職業は医療を知り尽くしている看護師さんが多いのが特徴です。あごが小さくて容貌だけでなく「いびき」にも苦しんでいる特に若い女性に対して、当院で顎顔面手術を是非提案したいと考えています。

東京都は平成13年に「東京都健康増進プラン21」を策定し、都民の健康な長寿の実現を目指してきました。平成25年に「第二次東京都健康推進プラン21」を策定し、平成30年度に中間報告にて「睡眠時間が十分、ほぼ足りている人の割合」と「眠れないことが全くない、めったにない人の割合」が悪化傾向との報告をしました。H28年度の東京都生活文化局による調査にて東京在住の働く世代の住民の約半数が睡眠不足を感じているとの報告もありました。(参考 東京都福祉保健局HP眠り方改革してみませんかより抜粋)。また睡眠が労働生産性アップのカギとの報告があり、従業員の睡眠確保が仕事の質を上げると考えられています(東京大学政策ビジョン研究センター健康経営評価指標の報告をもとに東京都作成より抜粋)。慶友銀座クリニックのある東京のビジネスの中心ともいえる中央区では、その傾向はさらに高いと予想され、睡眠不足による労働生産性の低下が予想されます。

慶友銀座クリニックは、いびきの原因となる(閉塞性)睡眠時無呼吸治療を行う耳鼻咽喉科・頭頚部外科・呼吸器内科・循環器内科の専門の医師が在籍しています。また歯科部門として口腔外科や顎関節治療及び顎顔面外科まで専門の医師が在籍し、米国スタンフォード大学での標準治療を目指した保険による診療を行っています。尚、保険外の診断治療はまず当院では行っていませんのでご安心ください。

他に提案する治療も、一般的なCPAP治療や歯科用マウスピース作成だけでなく、日帰りのレーザー治療(日本レーザー医学会認定施設です)や高周波数ラジオ波手術、内視鏡による鼻副鼻腔手術、全身麻酔下での特殊な咽頭形成術、口腔底手術、外科的肥満手術、舌刺激装置の提案など多岐に渡ります。これらの治療は、スタンフォード大学で行われている実験的な意味合いのある治療以外は、ほとんど網羅していると思われます。

このHPでは、当院のいびき・睡眠時無呼吸外来で行っているいびき・(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群の実際と、世界の最新治療法についてご紹介します。ご一読いただければ、「ああ、なるほど。こうやっていびきを治療するのか」とご納得いただけることと存じます。いびき治療についてのご理解の一助としていただければ幸いです。

● 2022年11月14日youtube「エミリンチャンネル」に出演

エミリンチャンネル

人気ユーチューバーのエミリンさんが、当院を訪れ、いびきを治療するという過程を動画にしています。いびきの治療に不安な方(特に女性の方)には、これをみていただけると参考になると思います。

1)いびきがやばすぎるので病院でみてもらったら、大事になる:いびきの診断を含めた内容です

2)いびき治療の為入院:睡眠時無呼吸の確定診断のための検査です

3)いびきがやばすぎて、鼻の手術を行う:鼻閉改善のためのレーザー手術と睡眠時無呼吸用のマウスピース作成です

いびき・睡眠時無呼吸ニュース (Archives

◆いびき・睡眠時無呼吸の発表もあった2023年11月18日19日 第38回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会秋季大会(パシフィコ横浜 神奈川県横浜市西区みなとみらい)が開催されました。

◆2023年10月7日~8日第22回日本睡眠歯科学会総会学術集会が京都大学構内で開催。

◆いびきの感知で自動的にリクラインニングの角度がかわるスマートベッドがT社(神戸市)より発売されました。いびきは調整されると思いますが、体動はどうなるのか気になります。またいびき自体をどのように感知するのか、実はいびきは定義がないので、似た音でも感知するかもしれませんし、パートナーのいびきの音でも勝手に動くかもしれません。どのように制御しているのか気になります。
参考 日経新聞 日経MJ 2023年8月30日

◆2023年9月14日―15日第36回日本口腔咽頭科学会総会・学術講演会開催(主催 高知大学医学部耳鼻咽喉科学教室)

◆日本医学会総会2023東京(4月21日~23日)事務局 東京大学 場所)東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)有楽町エリアに院長出席 4年に1度行われる医学会で最大の学会です。東京大学が事務局で頑張っていました。銀座から近いので有楽町駅裏側の東京国際フォーラムまで歩いていきました。いびき・睡眠時無呼吸関連の出展もあり、とても勉強になりました。でも有楽町の駅の裏は丸の内の住所なんですね。実はちょっとびっくりしました。

◆山梨大学の研究によると、80歳以上の9割が、睡眠時無呼吸症候群の症状があるとのことでした。朝日新聞デジタル記事 アピタル 2022/11/13

◆2022年11月27日 医科歯科医療安全講習会(東京保険医協会主催)に理事長が参加しました。慶友銀座クリニックは医科と歯科が併設しており、今回の安全講習会で学んだ内容を、医科と歯科の医療安全に生かしていきます。

◆2022/11/18-20 第21回日本睡眠歯科学会総会学術集会 沖縄県 睡眠歯科医療最前線(いびきを防ぐ)大会事務局 日本大学歯学部口腔外科 東京都千代田区神田駿河台に理事長が出席しました。当院勤務の石山裕之先生(東京医科歯科大学)が「睡眠時ブラキシズムの治療に当たり、考慮すべき疾患」のセッションで座長を務めました。

◆ブレークスルー賞(2022年9月)に睡眠の仕組みにかかせない神経伝達物質であるオレキシンを発見した筑波大学の柳沢正史教授が選ばれました。この研究により睡眠障害であるナルコレプシーの解明と、不眠症の治療薬開発につながりました。

◆第35回日本口腔咽頭科学会総会2022年9月8日9日(倉敷市民会館 原浩貴(川崎医科大学 耳鼻咽喉頭頸部外科学主催)及びスリープサージェリー研究会に当院院長が参加しました。舌下神経刺激装置についてのお話が主でした。

◆第20回日本睡眠歯科学会総会学術集会 テーマ「いびき・無呼吸・睡眠を見直そう」2021年11月26日~28日 場所 北九州国際会議場 小倉北区浅野3 理事長が出席

◆当院勤務の石山先生が学会で発表しました。
第三十五回日本顎関節学会学術大会(北海道札幌市);「顎関節症に起因するとされた起床時頭痛に対して睡眠時無呼吸の影響を疑った1症例 A Case of suspected Sleep A pnea for Morning Headache attributed to temporoーmandibular disoders」
Ishiyama
1)2),Nishiyama1)3) 1)東京医科歯科大学病院顎関節症外来 2)東京医科歯科大学大学院咬合機能健康科学分野 3)東京医科歯科大学総合診療歯科学分野 睡眠時無呼吸の症状として起床時の頭痛がありますが、顎関節症も起床時の頭痛が症状としてあり注目の研究です

◆当院勤務の石山先生と佐藤貴子先生の論文が日本睡眠歯科学会誌に掲載されました。
・閉塞性睡眠時無呼吸における口腔内装置療法の効果予測因子としての呼吸抵抗の評価
:予備研究 石山裕之(東京医科歯科大学)他 睡眠口腔医学P64-72,Vol8-No3,2022
内容は呼吸抵抗がOA(閉塞性睡眠時無呼吸のスリープスプリント)の治療効果を予測する際に、臨床的に極めて有用となる可能性が示唆されたそうです。
・全国歯科大学歯学部のおける睡眠歯科学の学生教育に関する実態調査 奥野健太郎(大阪歯科大学)佐藤貴子(日本大学歯学部)他 睡眠口腔医学 P56-63,Vol8-No3,202

◆7月27日は世界頭頸部がんの日です。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、2022年7月1日から31日迄頭頸部外科月間として、日本における頭頸部がん予防及び啓発活動を展開することになりました。いびきをおこす閉塞性睡眠時無呼吸の原因に上咽頭がんや扁桃がんが挙げられます。これらのがんを治療するのも頭頸部外科です。

◆2022年6月18日19日 日本レーザー治療学会33回総会学術大会が「レーザー・光治療の新機軸」をテーマに順天堂大学浦安病院皮膚科主催で、J:COM浦安ホールで行われます。院長の大場が出席します。当院ではいびきに対するレーザー手術を行っていますが、学会に主席し最新の治療を学びます。

◆厚生労働省によると、新型コロナワクチンの4回目接種の対象となる基礎疾患は以下のとおりです。(NHK首都圏ナビ 2022/4/28)
・慢性の呼吸器の病気・高血圧等の慢性の心臓病・慢性の腎臓病・慢性の肝臓病(肝硬変等)・治療中の糖尿病または他の病気を併発している糖尿病・血液の病気(鉄欠乏性貧血除く)・がん等免疫機能低下している病気・ステロイド等免疫機能を低下させる治療を受けている人・免疫機能に伴う神経疾患や神経筋疾患・神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えて呼吸障害等になったひと・染色体異常・重度の身体と知的の障害が重複した状態の重症心身障害・睡眠時無呼吸症候群・重度の精神疾患・肥満(BMI30以上)・医師が重症化リスクが高いと判断した人

◆日本睡眠学会第47回定期学術集会 2022年6月30日~7月1日迄 ウェスティン都ホテル京都にて開催:この学会はいびき・睡眠時無呼吸は睡眠障害のおおきな原因であり、最新のいびき治療や閉塞性睡眠時無呼吸治療の発表の場です。

◆日本口腔咽頭科学会総会学術講演会 2022年9月8日9日 倉敷市民会館:この学会はいびき・睡眠時無呼吸の原因となる口腔咽頭を研究する学会です。最新のいびき治療や睡眠時無呼吸の治療が学べます。

◆日本睡眠歯科学会総会学術講演会 2022年11月18日~20日

◆院長がカリフォルニア大学が開催している睡眠時無呼吸といびきの診断と治療の学会にZoomで出席しました。27回目を迎えた歴史ある学会です。いびき体操もデジリドゥもここで学びました。(27th Ann. Advances in Diagnosis and Treatment of Sleep Apnea and Snoring)。残念ながら遠隔開催でしたが、来年こそは米国で参加して、世界の先生方と旧交を温めたいです。

NHKの医療番組「チョイス@病気になったとき」にスタジオ出演しました。睡眠時無呼吸についてお話をしました。

◆2021年10月22~23日 第42回日本レーザー医学会総会「LASER WEEK IN TOKYOⅡ」開催(Web配信)

◆2021年11月20~21日 第35回日本耳鼻咽喉科学会頭頚部外科学会秋季大会 実行委員長(山岨達也 東京大学)会場 パシフィコ横浜 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1にて開催

◆日本睡眠学会第46回定期学術集会が2021年9月23日~24日に福岡国際会議場で開催

◆第20回日本睡眠歯科学会総会学術集会 テーマ「いびき・無呼吸・睡眠を見直そう」2021年11月26日~28日 場所 北九州国際会議場 小倉北区浅野3 理事長が出席

◆独立行政法人日本貿易振興機構 JETRO(港区赤坂1-12-32)(2021/7/30報告)より日本企業とのビジネスに積極的な深セン(中華人民共和国)のスタートアップ企業とのことで、M社が紹介されました。M社は装着不要の睡眠センサーデバイス及びアルゴリズムを開発する企業とのことです。装着不要の生理パラメータ監視技術により睡眠中の一時的な無呼吸の状態を即座に通知し、早期警戒をタイムリーにして、特に高齢者の安全の確認に活用されているようです。理事長の大場俊彦も同様のことを本人が開発した加速度センサー(特許取得済)にて行おうとしたことがあります。加速度センサーだと車の加速度も拾ってしまうので、画像による解析の可能性があります。画像解析だと、車の中が全て監視されてしまうことになり、音声もとられてしまう可能性があります。この場合セキュリティも含め考えなくてはいけません。
参考)
大場 俊彦 (東京都済生会中央病院)大築 一興 (東京都済生会中央病院) 他 新しい平衡機能診断システムの開発 日本神経学会(総会プログラム抄録集45th pp201, 2004/4/1)

◆第10回 Sleep Surgery研究会開催
理事長の大場俊彦も参加。日本のいびき・睡眠時無呼吸に対する外科手術の研究会です。
とても参考になるので参加しています。
今回はコロナと言うこともあり、理事長はオンライン参加です。
日時:2021年 9月3日(金)18:00~20:00
会場:コングレコンベンションセンター
大阪府大阪市北区大深町3-1 TEL:06-6292-6911
テーマ:睡眠障害発症のメカニズムとPersonalized sleep surgery
パネルディスカッション 19:00~20:00
「睡眠外科 それぞれの手術キーポイント」
司会:中田 誠一先生(藤田医科大学 耳鼻咽喉科・睡眠呼吸学) 演者:
中島 逸男先生:埋め込み型舌下神経刺激療法(獨協医科大学)
久保 伸夫先生:舌根形成術(医療法人華風会 理事長)
児玉 悟先生:外鼻形成手術(児玉耳鼻咽喉科クリニック)
千葉 伸太郎先生:咽頭形成術(太田睡眠科学センター/慈恵医科大学)
矢富 正徳先生:舌扁桃手術(東京医科大学)
問い合わせ先:
太田総合病院 記念研究所 太田睡眠科学センター
〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1 サンスクエア川﨑7号棟2F 太田睡眠科学センター

◆8月7日は(社)日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会が昭和36年より制定した「鼻の日」です。米国ではいびき・睡眠時無呼吸の治療に対して、鼻つまりがあればまず先に鼻つまりに対しての治療を行います。慶友銀座クリニックでも米国流の鼻つまりに対しての認識と治療を行っています。いびき・睡眠時無呼吸の症状があり、鼻つまりがあるかたは、鼻の専門である耳鼻咽喉科へ御来院ください。

◆特定非営利活動法人日本頭頸部外科学会と(社)日本頭頸部癌学会 「事務局はどちらとも東京都江東区深川2-4-11電話03-5620-1953 」では、毎年7/27が「世界頭頸部がんの日」なので、2021/7/1-31を頭頸部外科月間としました。日本での頭頸部のがんの予防と啓発活動を展開することになりました。

◆(社)日本耳鼻咽喉科学会は、2021/6/3に、(社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会に名称を変更。理事長の村上信五先生のお話では、病院の耳鼻咽喉科・頭頸部外科が担当する領域は「脳及び目を除いた、首より上における全ての病気の外科的な治療」とのこと。また学会名の改称の他の目的は、口やのどや甲状腺等の腫瘍や、顔面神経の麻痺だけでなく、嚥下障害や睡眠時無呼吸症候群やめまい等も、耳鼻咽喉科・頭頸部外科が専門に診察することを知ってもらい、患者さんが以上の病気に対してどの科を受診したらよいかを迷わないようにできたらとのことでした。Medical Note 2021/6/23配信
慶友銀座クリニックも耳鼻咽喉科と頭頚部外科も扱っており専門の外来があります。(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群の主な症状はいびきです。いびきの症状でお困りの方は、是非当院にご来院下さい。
*日本耳鼻咽喉科学会は(株)メディカルノート(東京都港区虎ノ門1・17・1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー14F)と医療情報の発信を提携しています。

◆新型コロナワクチン接種の対象者に関する慢性疾患に睡眠時無呼吸が入っています。睡眠時無呼吸のある方は、なるべく早めに新型コロナワクチンを接種しましょう。習慣性のいびきのある方は、中年以降になると(閉塞性)睡眠時無呼吸になっている可能性が高いです。ご心配な方はまずいびき・睡眠時無呼吸を専門とする医療機関を受診して。睡眠時無呼吸と診断が出たら、なるべく早めに新型コロナワクチンを接種しましょう。
参考)
東京都中央区特設サイト
東京都中央区新型コロナワクチン接種スケジュール

◆Royal Philips(蘭)(日本対応はPhilips Japan 東京都港区港南2-13)は人工呼吸器し400万台程を無料回収修理すると発表。NNA Europe ヨーロッパ経済ニュース

◆G社より睡眠モニター(体の動きと音を使い睡眠分析)つきのスマートスピーカー・ディスプレイを発売。呼吸やいびきから眠りを分析改善するそうです2021・6・13。音楽だけでなくビデオもいびきや眠りの状態も届けるスマートな装置ですね。

◆眠る・起きるは神経細胞内のカルシウム濃度が決定との報告を、マウスを使っての実験で東京大学大学院医学系研究科の上田先生のグループが発表しました。(参考Tatsuki F et al. Neuron Vol90, Issue 1, 6 April 2016, p70-85)

◆理化学研究所の上田先生グループ(東京大学大学院薬理学は、レム睡眠にとって必須な2つの遺伝子を発見しました。レム睡眠がほぼなくなっても生存するマウスの作成に初めて成功しました。理化学研究所プレスリリース2018年8月29日(理化学研究所 埼玉県和光市広沢、東京大学、日本医療研究開発機構 東京都千代田区大手町)

◆閉塞性睡眠時無呼吸を治療せずに放置すると不妊のリスク増加台湾からの報告(Y-H Jhuang氏ら)で、住民のデータベースであるLongitudinalHealt h Insuranceを利用した研究で閉塞性睡眠時無呼吸は男性の不妊の危険因子であり、閉塞性睡眠時無呼吸を治療せずに放置すると不妊のリスクが増加することが報告されました。
参考)Y-H Jhuang et al Association of OSA With the Risk of Male Infertility in Taiwan JAMA Netw Open. 2021;4(1) Jan21 2021;日経メディカル 2021/2/19

◆不整脈からわかった無呼吸症候群の治療 中日ニュース2021/5/23
芸能関係の方が、以前からある不整脈の原因が睡眠時無呼吸とのこと。睡眠時のポリソムノグラフィー検査の様子もアップされているようです。詳しくは、当院の関連施設の要クリニックのHPをご覧ください。

◆平均睡眠時間(日本人)は世界最短(6h22min19sec)とのこと。ショート=スリーパーの割合最多! ITmediaビジネスオンライン 2021/5/1
いびきをかいている時間は4位(1位イタリア最下位米国)。いびきをかいている時間は日本男女別では、男性が女性を大幅に上回っていました:(France)Withings社調査より

◆睡眠の質の低下によって、新型コロナ感染率が上昇? (株)ブレインスリープ2021/3/19
(株)ブレインスリーブ(本社東京都千代田区)によるオンラインによる調査で、新型コロナウィルスの感染疑いの方に対して、睡眠の質の低下、特に睡眠時無呼吸(SAS)の患者である比率が高いことを示唆する結果が報告されました。新型コロナ感染疑いの方の約4割が睡眠時無呼吸症候群とのことでした。

◆電気刺激による舌の筋トレマシンが米国FDAで認可されました。日本でも購入可能です。

◆帝□、睡眠テック市場開拓 日経新聞2021年3月25日
寝具下にセンサー、毎日スコア化して、睡眠の質にかかわる項目を算出しアドバイス。

◆2020年11月静岡県富士市で睡眠時無呼吸(OSAS)でありながら、器具を使わずに仮眠をとり、居眠りをして追突事故を起こし、5人を死傷させてしまった66歳のトラックドライバーに対し、静岡地裁沼津支部は禁固3年の実刑判決を言い渡しました。テレビ静岡2021年3月17日

◆睡眠時無呼吸の患者は新型コロナウィルス感染症の罹患と重症化リスクが高いとの報告が米国ノースウェスタン大学よりありました。基礎疾患にOSASがある人は、ウイルスに罹患するリスクは8倍で、重症化リスクは2倍とのことでした。
Ref)Maas MB et al. Sleep Breath. 2020 Sep 29:1–3.

◆閉塞性睡眠時無呼吸は男性の不妊の危険因子(2021/1/21JAMA networkopen 日経メディカル2021/2/19)
台湾での研究で閉塞性睡眠時無呼吸の治療を放置すると不妊リスクが増加との報告がありました。

◆横浜バス事故で報告書 朝日デジタル(2021/1/29)
2018年に横浜市西区でのバス事故の原因は、反射性失神の疑いであり、運転手は睡眠時無呼吸の治療を受けていたが、これが反射性失神の原因の可能性は低いとのこと。

◆第二十回日本睡眠歯科学会総会学術集会は「いびき・無呼吸・睡眠を見直そう」をテーマに2021年11月26日から28日まで北九州国際会議場で開催予定です。
https://jadsm2021.com/

◆第46回日本睡眠学会定期学術集会は、大会テーマ「夢と未来を叶える睡眠学」として2021年9月23日24日に福岡国際会議場で開催予定です。

◆第61回日本人間ドック学会学術大会 プログラム・抄録集 A-27-04
「当院人間ドックにおける睡眠時無呼吸簡易検査のAHIと身体所見の関連性の検討」
演者:吉原紘子 (NTT東日本伊豆病院):人間ドック 2020.11 vol25, No.3 159(423)
単施設(NTT東日本伊豆病院)の観察研究で, 人間ドックの際にSAS簡易検査を希望し施行した728人(平均年齢48.4歳, 平均体重 72.6kg, 平均BMI 25.0, 平均収縮期血圧 126.3mmHg)において, AHI ≧5(軽症以上)が659人(90.5%)含まれており, 精密検査を要すると判断(ESS≧10+AHI軽症またはAHI中等症以上)された人は448人(61.5%)も含まれていた. それらの患者において治療導入例も多く, 人間ドックでSAS簡易検査を行う有用性があるのではないかと考える. (また, AHIと被検者のBMI, 体重には弱い相関関係が示されており, 既知の通り肥満との関連性が示唆された. 肥満のない無呼吸患者もいた.)

◆犬も鼾(いびき)をかく(2020年1月15日いぬのきもちWebMagazine)
報告では短頭種であるパグ・フレンチブルドックは、気道が狭くなりやすく、いびきをかきやすいとのことです。将来は犬用のCPAPも開発されるかもしれませんね。

◆NHK あさイチ「知らないと怖いオーラルフレイル」(2020年11月9日)
口の周りの筋力が低下する「オーラルフレイル」の特集が放映されました。放置すると死亡や要介護のリスクが2倍以上になり、国は「口腔機能低下症」という病名をつけて、感染症やドライマウスやいびきの原因の睡眠時無呼吸症候群にも関係するとのことでした。オーラルフレイルには当院が提唱しているいびき体操が最も有効と考えています。

◆第19回日本睡眠歯科学会総会・学術集会は終了しました(2020年11月22日)

第19回日本睡眠歯科学会総会学術集会11月21日‐22日開催
(主催東京医科歯科大学歯学部附属病院快眠歯科秀島雅之科長)に、慶友銀座クリニックは30万円の助成寄付をしました。16年前の東京医科歯科大学主催の睡眠歯科講座での学びが、慶友銀座クリニックの歯科部門のスタートでした。教育講演は世界的権威の咬合機能矯正学分野教授の小野卓史先生が講演します。理事長大場俊彦は、小学生のとき小野先生から子犬をいただいて大切に育てたという思い出があります。東京医科歯科大学からも2名の先生(石山裕之実行委員長・飯田知里学術大会賞審査委員長)が当院に派遣されています。今後も連携を深めて、最新の技術を当院に注入してもらいながら、睡眠歯科診療を行っていきます。

◆慶友銀座クリニックは、初診からのいびき・睡眠時無呼吸のオンライン電話診療に対応します

◆「いびきを検知し、自動的に抑制する寝具を開発」2020年10月21日ITmedia newsスマホのマイクでいびきを検知し、アプリが指示を行い、枕やベッドが変形する。枕は就寝中の人の気道が拡がるように変形し、ベッドは上部を起こすことにより呼吸しやすいようにするとのことです。

第19回日本睡眠歯科学会総会・学術集会が11月21日から22日に開催されます。
慶友銀座クリニック勤務月曜日の石山裕之先生が実行委員長です。火曜日の飯田知里先生が学術大会賞審査委員長です。月曜日の佐藤貴子先生が学術大会賞審査委員です。

◆マスク着用で口呼吸が習慣化(Nikkei Style 2020/9/9)
口呼吸による弊害が書かれています。口の周りの筋肉の衰えを指摘されています。マスク着用でもしゃべらないといけない状態では、反対にマスクの圧迫により口の周りの筋肉が鍛えられるのではないかと考えます。

◆運輸関係者の安全健康を支援するヘルスケアネットワーク(NPO法人)の報告(2019年)では、トラック関係者約1万人を調査したところ、平均年齢46.8歳で、パルスオキシメーターの検査で37.2%が精密検査の対象になったとのことです。物流ウイークリー 2020年7月6日

◆理事長も会員であるInternational Sleep Surgical Society (ISSS)の学会が新型コロナ感染症の影響で、2021年1月27日から29日まで、オーストラリアのシドニー近郊で開催されます。

◆睡眠時無呼吸に効果があるといわれる、整形外科専門医の山田朱織先生がつくられている枕のYouTubeによる画像が公開されました。

◆第44回日本頭頸部癌学会(会長 近畿大学医学部放射線医学教室 西村恭昌教授)は新型コロナウィルス感染拡大のため2020年7月17によりWebにて開催されました。理事長が参加しました。

◆高血圧や糖尿病で、特に肥満でなくても睡眠時無呼吸になる可能性があるとの報告を京都大学医学研究科の陳和夫先生のグループがしました。(2020年5月14日京都新聞)。アジア以外は、肥満と睡眠時無呼吸との関連がいわれてきましたが、骨格特に顎顔面部の骨格がきゃしゃなアジア系の人間は、肥満以外にも睡眠時無呼吸と関連があるものがあると考えられてきました。骨格だけでなく生活習慣と睡眠時無呼吸との密接な関連があるようです。

◆睡眠時無呼吸症、肥満無くても生活習慣病で発症リスク高まる 朝日新聞 2020年5月18日

2020年11月20日ー21日に東京医科歯科大学主催で、日本睡眠歯科学会総会・学術集会が行われます。「テーマ:原点回眠」場所 ホテル東京ガーデンパレス 〒113-0034 東京都文京区湯島1-7-5

◆慶友銀座クリニックの睡眠歯科外来の石山先生(東京医科歯科大学)が作成関わられた閉塞性睡眠時無呼吸に対する口腔内装置に関する診療ガイドラインが発表されれました。

◆睡眠医学で高名な久留米大学の内村学長が、雑誌上で加齢すれば睡眠時間が短くなる。不眠症の定義は年齢を考慮している。夜の睡眠の質は、昼間の眠気の程度(特に午前中から)で判断できるとのことでした。(週刊ポストR2年3月20日参照)

◆在宅時の急性疾患早期対応ネットワークを日本の住宅メーカーが米国(ラスベガス)で発表し、将来的に睡眠時無呼吸の発見にも貢献できる可能性 引用 2020/1/9Ascii

◆2019年末からラグビーのヘッドギアのような睡眠を助ける装置が発売されました。脳波を睡眠時に計測し、深睡眠に入ったタイミングでヘッドギアのスピーカーから微弱な音を出すそうです。音の周波数は500から2000Hz。そうなると深睡眠が長続きするそうです。ボードリーダはハーバード大学のDavid White教授。理事長の知り合いで、White教授は5年ほど前、東京にいらしたときに理事長と新宿で居酒屋で飲んだのが東京のよい思い出だそうです。

◆横浜の地下鉄事故(2019年8月:踊場駅 横浜市泉区)で運転士は睡眠時無呼吸症候群との横浜市交通局の報告書
引用)東京新聞TOKYOWEB 2019年12月20日

◆眠っても疲れがとれない原因についての梶本先生の報告がありました
(1)寝汗をかく(2)ベッドに入ると直ぐに落ちる(3)目覚ましで起きる(4)朝起きると体に痛み(5)起きて4時間以内の眠気(6)昼間の注意散漫のミス(7)血糖値や血圧が高い(8)うたた寝(9)気分が沈みがち(10)風邪ひきやすい(11)休みの日の寝だめ
上記のリストで当てはまる項目の多い人は睡眠の質に問題あるとのこと。
参考)OurAge 2020年1月14日配信び下記お願い申し上げます

◆2018年に行われた睡眠に関する調査(経済協力開発機構)で、日本の睡眠不足が韓国を抜いてしまい、世界的には最も睡眠の時間が短い先進国になったそうです。
参考ITメディアビジネスオンライン 2019年11月1日配信

◆毎月1回不定期(月曜午後完全予約制)に、睡眠外科(顎顔面外科)外来 担当日本大学歯学部専任講師 佐藤貴子をスタートしました。佐藤先生のミュンヘン大学の留学報告が大学新聞に書かれています。

◆隠れ口呼吸チェック9項目 予防には鼻の加湿が効果的
帝京大学ちば総合医療センター鈴木が作成した。①口の中が乾きやすい②集中時に無意識に口が開く③唇があれている乾く④鼻閉⑤いびき⑥起床時に口が乾く⑦起床時にのどが痛い⑧起床時の口臭⑨睡眠中のよだれ 当てはまる数が多いほどあぶないとのこと(引用 2019年12月29日日刊現代デジタル)

◆地下鉄のオーバーラン事故 運転士は睡眠時無呼吸症候群 事故との因果関係は明確ではないとのこと地下鉄車両が壁に激突。男性の運転士が事故後に検査を行い、睡眠時無呼吸症候群 (重症)との診断。2019/12/16(月)神奈川新聞

◆第29回欧州呼吸器学会でハーバード大学の発表で、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬アトモキセチンとムスカリン受容体オキシブチニンの就寝前の投与が、閉塞性睡眠時無呼吸を有意に改善したという報告がありました。(引用 メディカルトリビューン2019年10月10日)

◆2019/11/23~11/24に、新潟で開催される第18回日本睡眠歯科学会総会・学術集会にて、当院所属の飯田知里先生(東京医科歯科大学歯学部付属病院快眠歯科外来)が『舌前方保持装置の臨床的有用性に関する検討』、石山裕之先生(東京医科歯科大学歯学部付属病院快眠歯科外来)が『閉塞性睡眠時無呼吸症に対する口腔内装置治療により,関節円板の位置が変化したと考えられる一症例』、佐藤貴子先生(日本大学歯学部口腔外科学講座)が『顎矯正手術の上顎移動量・移動方向が上気道形態におよぼす影響について』『顎矯正手術による顎骨移動が上気道抵抗に及ぼす生理学的な検討』について発表されます。

◆Medical Tribune 2019年5月16日発行「睡眠時無呼吸を改善する口腔内装置を開発 」
広島大学病院矯正歯科の松村優氏らは、軽度~中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療に用いる口腔内装置を開発。
仰臥位でのマルチスライスCTによる三次元解析の結果をSleep Disord(2019;2019;8509820)に発表した。装置の装着により下顎が前方に移動することで気道が拡大し、無呼吸の発生回数がほぼ半減することが確認された。松村氏らは「MAA装置は下顎を前方に移動させることで、口腔後方の気道は三次元的に拡大する」と結論。睡眠時無呼吸の治療には歯科医師と医師の緊密な協力が不可欠であることが裏付けされたという。

◆日本経済新聞 2018年9月25日発行
睡眠時間は40代が一番短いことが厚生労働省の2017年国民健康・栄養調査で分かった。
20代以上の男女1日平均睡眠時間を調べた結果、40代の半数前後が6時間未満しか眠れていないと答えていた。
世代別で男女を比べると、40代以上の女性が睡眠時間短い傾向である。
調査の結果は40代男性は「睡眠時間が5時間未満」11.3%、「5時間以上6時間未満」37.2%で合わせると48.5%。
40代女性では「5時間未満」10.6%、「5時間以上6時間未満」41.8%で合わせて52.4%となった。

院長が東京医科歯科大学医学部付属病院呼吸器内科・快眠センター長 宮崎泰成先生と共同取材されました。

◆ Medical Tribune 2018年8月16日発行
第32回米国睡眠学会(SLEEP 2018)で発表
昼寝時間が長いほど認知症リスク上昇
高齢者では昼寝の習慣は一般的だが、昼寝は夜間睡眠に悪影響を及ぼすことや健康アウトカムが反比例する可能性が指摘されている。米・University of SanFranciscoのYue Leng氏らは、大規模前向き研究MrOS(Osteoporotic Fractures in Men Study)の結果、高齢男性では昼寝時間が長いほど認知症のリスクが上昇したと発表した。

◆2018.7/11-13に、札幌で開催される日本睡眠学会第43回定期学術集会にて、当院所属の石山裕之先生が「閉塞性睡眠時無呼吸症における口腔内装置(OA)療法の新たな判定法」「呼吸抵抗(IOS検査)によるOA適否の判定」について発表されます。
内容は閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)に対する口腔内装置(OA)療法は、主に軽症・中等症OSAもしくはCPAP療法を継続できない重症OSAに適応されるが、どのような患者にOAの効果が高いか未だ議論は多い。我々は、安静呼吸のみで、非浸襲に呼吸抵抗の測定が可能なImpulse oscillation system(IOS)を用いた呼吸機能検査に着目し、OSA患者のOA装置前後の呼吸抵抗値によって、OA療法の治療効果を予測することが可能か検討した。

◆睡眠と朝食 子どもの生活習慣が体力に影響
幼少期から規則正しい生活習慣を心がけましょう
「平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(文部科学省 スポーツ庁)によると、睡眠時間や朝食などの生活習慣は、子どもの体力に影響していることが明らかになりました。
この調査は、文部科学省スポーツ庁が、生活習慣や運動習慣などの実態を把握し、改善を目的に行われているものです。調査対象:全国の小学5年生(約2万校)と中学2年生(約1万校)調査結果によると、睡眠時間「6時間未満」と答えた小学生の体力合計点の平均値は、男子51.5点、女子53.3点。「6時間以上8時間未満」と答えた小学生の平均値は、男子53.8点、女子55.8点。「8時間以上」と答えた小学生の平均値は、男子54.5点、女子55.8点と、睡眠時間が長くなるほど、高得点を出す傾向がみられます。
朝食を「食べない」と答えた小学生の体力合計点の平均値は、男子50.5点、女子52.5点。「食べない日が多い」と答えた小学生の平均値は、男子51.1点、女子53.3点。「毎日食べる」と答えた小学生の平均値は、男子54.6点、女子56.0点と、食べる頻度が高いほど、高得点を出す傾向がみられます。
この調査結果から、睡眠をしっかり取り、朝食を毎日食べる子どもほど、高得点を出すことが明らかになりました。
朝食や睡眠時間などの生活習慣を正すことは、子どもの体力をつけるだけでなく、将来の生活習慣病予防の基本となります。子どもの頃から心がけましょう。
出典 「平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」「第746号 すこやかファミリー2018年6月号」

◆京都大学と長浜市(滋賀県)が1万人の参加者を使った研究で、睡眠時無呼吸と肥満と高血圧と糖尿病の関連の研究をして、Sleepという大変権威のある雑誌に掲載されました。内容は男性の23パーセントと、閉経した女性9.5パーセント、閉経前の女性1.5パーセントの中等度以上の睡眠呼吸障害を認めたそうです。肥満及び睡眠呼吸障害が、高血圧や糖尿病と関連があることがわかり、関連度合いに性差や閉経前後で違いがみられたとのことです。また睡眠の時間は、肥満や睡眠呼吸障害が重くなると短縮することがわかったそうです。いろいろな疾患の臨床治療へ応用が期待されるとのことです。確かに閉経すると脂肪の付き方が女性は変化します。ホルモン変化と脂肪の付き方の変化が、睡眠時無呼吸に関連があることは昔から指摘されていました。
京都大学研究成果

◆ATS国際学会で、研究者が16カ国における罹患率のデーターをもとにWHOや国連の人口データから分析して、世界で約10億人近くの人が睡眠時無呼吸であるとの報告をしました。
時事ドットコムニュース 2018年5月23日より

平成30年3月4日東京医科歯科大学同窓会により開催された安心安全治療のためのCBCT120%活用術研修会に参加しました。

◆認知症の予防に抱き枕がいいかも:閉塞性睡眠時無呼吸の症状でもある「いびき」と認知症には関係についての報告があり、認知症の最大の要因には、神経細胞の死滅による脳の萎縮が関係しているとのこと。血中の酸素濃度を下げて、脳が低酸素になることがよくない。抱き枕をすると身体の側面にかかる負担が分散されるので、横向きを常に維持できるとのこと。提唱者は認知症の権威とのこと。脳の低酸素濃度と認知症が関係があり、脳の低酸素は閉塞性睡眠時無呼吸と関係がある。閉塞性睡眠時無呼吸の症状としてのいびきは、脳の低酸素濃度のシグナルである。つまり閉塞性睡眠時無呼吸の治療が認知症の予防に役立つと考えればよい。閉塞性睡眠時無呼吸の治療の一つとして、抱き枕が有効であるという理解でよろしいかと思います。
参考:2017年11月名医とつながる たけしの家庭の医学より

◆快眠をサポートするために、日本人の骨格及び身体について研究しているフランスベッド(東京都新宿区西新宿6丁目22-1 新宿スクエアタワー5階)は、男女1000名(20代から60代男女)を対象にいびきに関する実態調査を行った。女性の3人に一人はいびきに悩んだことがあるとのこと。いびきに悩む人はベッドパートナー気にしながら寝るとのことで、50%がパートナーの迷惑になると思っているそうです。いびきに悩む人の80%以上が相談せず、なにも対策を行っていないそうです。痩せていてもいびきに悩む人が多く、いびきのために別室で別々になるという方もいるそうです。
ニュースリリース フランスベッドホールディングス 2017年11月15日

◆子供の枕の必要性に対して整形外科枕を行っている山田朱織先生が答えてくれました。子供も大人も枕を選ぶ基準は同じであり、ジャストサイズで、フラット構造であり、定期的なメンテナンスが必要とのことでした。2017年12月24日 ウーマンエキサイト

◆いびきから睡眠時無呼吸のスクリーニングを行う新しいシステムを徳島大学が開発
医療ニュース(QLifePro)2017年12月15日

◆世界睡眠会議(World sleep2017)が2017年10月7日~11日に行われました。日本では馴染みの薄い睡眠障害の1つに睡眠中に無意識に異常な性的行動を取るセクソムニア(sexsomnia:睡眠時性的行動症)という症例があります。
欧米では徐々に知見が集積され、本人の悩みやパートナーとの対人関係だけでなく、時に性犯罪につながる危険性をはらむ深刻な現状が浮き彫りになってきました。
特徴としては①通常、ノンレム睡眠からの覚醒障害中に発現し、治療には就寝時のクロナゼパム服用が有効。②通常、長くしばしば複合するノンレム睡眠時随伴症の既往を経て後発。③OSAが睡眠時性的行動症の第2位原因であり、治療にはCPAP治療またはMADが有効。④睡眠専門外来への紹介例は男性が多い、とされています。
「寝不足」だけでなく「寝過ぎ」も万病の素という意外な事実が浮き彫りとなりました。短時間睡眠と長時間睡眠が同一の健康アウトカムを及ぼす影響について解析を行い短時間睡眠と長時間睡眠の両者で共通の優位な関連性が認められたアウトカムは、死亡、糖尿病、CVD、CHD、肥満があり、睡眠時間とこれらのアウトカムとの間にU字型の関連が確認されました。
今回の解析結果から睡眠時間9時間を超えると健康アウトカムの優位な悪化傾向がみられ、さまざまなガイドラインなどで推奨される睡眠時間を参照すると成人の理想的な睡眠時間は6~9時間程度が1つの目安になるのではないでしょうか。
(Medical Tribune vol.50No.30掲載)

◆2017年7月31日 株式会社 主婦の友社より「いびき女子、卒業」を出版致しました。尚、印税については、恵まれない子供達への団体に寄付しています。

◆東京保険医協会・医科歯科連携委員会は、2016年12月4日に東京歯科協会、千葉協会と共催で「医科歯科連携研究会2016」を開催しました。医師や歯科医師、コメディカル他90人が参加されました。
「睡眠時無呼吸症の治療における医療連携の実際」と題し成井 浩司先生(虎ノ門病院 睡眠呼吸器科 部長)古畑 升先生(港区 古畑歯科医院)らを招いて講演も開催されました。
睡眠時無呼吸症の治療における医科歯科連携は、簡易検査または終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査の結果CPAPが保険適応の対象とならない患者(AHI:無呼吸低呼吸指数20回未満)、もしくはCPAPを導入したものの、就寝使用時の不和感によりCPAP継続を断念する場合などに、OA(口腔内装置:マウスピース)を検討することが多く見られます。
しかし成井・古畑両氏らは「軽症例やドロップアウトの患者だけでなく、治療開始時からCPAPとマウスピースの特性を患者に説明し、より患者の生活環境や身体的特徴を勘案して選択することが望ましい」との訴えがありました。
実際に虎ノ門病院では、下顎狭小している患者、BMIが低い等の患者は積極的にマウスピースを検討しているそうです。
さらに成井氏は、同病院で睡眠呼吸障害によるCPAP使用患者のうち、初診時の併存疾患を紹介。63.8%が「高血圧」51.1%が「脂質代謝異常」を有していたほか、「高尿酸血症」が24.6%「糖尿病」が27.7%というデータを示しました。睡眠時無呼吸症候群は合併症も多く、実地医科がしばしば遭遇する重要な疾患であると述べています。
東京保険医新聞 第1672号  (2017/1/25)より

◆いびきの音を封じ込める安眠用の家具を埼玉県さいたま市のRUDDER社が開発
いびきの音はなくすことはできませんが、2.5センチの壁と遮光カーテンの工夫で、いびきの音を家具で閉じ込めて、睡眠環境も家具内の明るさや騒音・寒さや乾燥を減らすことで改善するという家具のようです。福岡の大川家具が製造にからんでいるようです。海外に行くと実は軍の病院の先生で、兵隊さんのいびきに悩んでいる先生がよくいます。いびきは騒音であり、周囲の安眠を妨害し、仕事の劣化につながり、いびきの騒音自体が、まわりに探知されてしまうと、特に潜水艦などの密室では大変に困るとのことです。かなり小型のようなので、そのようなところでの必要性もノウハウも含め今後ありえるかもしれませんね。
Biglobeニュース 2016年10月26日
http://news.biglobe.ne.jp/economy/1026/atp_161026_5763461955.html

◆下記サイトに当院の院長の記事が掲載されました
「教えて!gooウォッチ」いびきをかいている人を起こしてもいい?専門医が解説
実は怖い病気のサインかも!?「いびき」の専門家が解説

◆ 中枢性睡眠時無呼吸の患者様に対し、植え込み型の神経刺激装置が有効という海外の研究成果が出ました。
Lancet誌より http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(16)30961-8/abstract

◆いびきと夜間のトイレ
CPAPをすると夜間のトイレの回数が減ったとのニュースです。CPAPをつけている患者は夜間の多尿を減らすとの報告が第104回日本泌尿器科学会総会(2016年4月23日ー25日、会長=東北大院・泌尿器科・荒井陽一教授)でありました。CPAPが排尿にどのように影響するかはまだはっきりと明らかにされていませんが、香川大の宮内先生の報告では、CPAPをすると夜間頻尿や夜間頻尿の回数が減少して、排尿関連のQOL が改善するとの報告があります。
(MedicalTribune 2016年6月8日学会レポートより)(産経ニュース2016年6月14日)

◆思春期のうつ病と睡眠障害
「児童思春期」「睡眠障害の対応」 日本うつ病学会の気分障害の治療ガイドライン作成委員会が策定した「日本うつ病学会治療ガイドラインⅡ。うつ病(DSM-5)・大うつ病性障害2016(以下GL2016年版)」が第13回同学会総会で発表されました。
GL2016年版は2013年版以来の訂正で同年のDSM-5日本語版に準拠して、うつ病全体の治療に対応可能な構成となっています。今回、社会的要望が高い「児童思春期うつ病」と「うつ病の睡眠障害とその対応」に関する解説が新たに追加されました。
児童思春期のうつ病に関しては診断が困難な上に安易な抗うつ薬治療がかえって自殺リスクを高める可能性もあることから、マイナスに作用するとの問題点が指摘されており議論が多いです。そのためGL2016年版では全例を行うべき基礎的な介入が強調されています。

≪児童思春期のうつ病≫
【全例に行うべき基礎的な介入】
・成育歴を含めた患者背景、病態の包括的な理解
・心理及びし疾患教育と環境調整
・支持的な介入
・家族への支援
【必要に応じて選択される治療】
・12歳以上ではエスシタロプラム
・6歳以上ではセルトラリン
・認知行動療法
・対人関係療法
【推奨されない治療】
・三環系、四環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系薬
睡眠障害への対応に関しては、睡眠薬への依存によりうつ病の治療がかえって長引くといった問題が指摘されるなど議論が多いです。GL2016年版では睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグス症候群を合併している可能性を考慮した十分な鑑別、睡眠衛生指導や不眠症状を考慮した薬物療法、認知行動療法が推奨されています。

≪うつ病の睡眠障害とその対応≫
【推奨される治療】
・不眠による夜間や日中の苦痛が臨床的に明らかな場合、積極的に不眠の治療を考える
・原発性睡眠障害合併の可能性も考え、十分な鑑別を行う
・睡眠衛生指導、薬物療法、不眠の対する(認知)行動療法を行う
・薬物療法を行う場合は、不眠の症状を考慮して、薬剤選択を行う
【推奨されない治療】
・不眠に対するバルビツール酸系薬(ベゲタミンを含む)・日バルビツール酸系薬の投与
・同一作用機序薬剤併用
・仮眠に対する中枢神経刺激薬
【特に注意すべき有害作用】
・抗うつ薬による不眠の悪化
・ベンゾジアゼピン受容体作働薬の奇異反応
・鎮静系抗うつ薬の持つ心血管系副作用
--------メディカルトリビューン2016年8月参照

◆いびき・睡眠時無呼吸症候群では世界的な講習会であるカリフォルニア大学サンフランシスコ校とペンシルバニア大学共同主催の第22回Advances in Diagnosis and Treatment of Sleep Apnea and Snoring(2016年2月 会場 グランドハイアット サンフランシスコ)に院長が出席しました。

◆インド医学では横向きで寝るのは「左向き」が効果的との報告
インド医学のアーユルヴェーダ専門医のJohn Douillard博士の報告だと、健康で最も利点の多いのは、左向きで寝ることであるとのこと。理由としてはまず消化器系の負担が少ないことがあげられます。胃の形から左向きに寝ると胃酸の逆流の症状である胸焼けの症状を緩和する作用があるそうです。また食べたものの移動での小腸から大腸へと排泄物が移動しやすくなるとのことです。左向きに寝た場合は、心臓に向かいリンパ液が排出されるとのことで、睡眠を助長し、心臓はムダな動きをせず、休息状態が得られるとのことです。あと脾臓に負荷がかからないようで、リンパや血液の流れをよくするとのことです。またいびき・閉塞性の睡眠時無呼吸症候群にもいいようです。横向きにねることは、仰向きに寝るよりも、舌根の沈下が少ないのでいいようですが、左か右かは、口腔咽頭内の解剖学的な差はないのでよくわかりません。いびきをおこす睡眠時無呼吸症候群は心臓への負担が多いので、心臓への負荷を軽減するということから左がいいかもしれません。しかし、人間は寝ている間は寝返りをうち、左だけでなく右にも向いて寝ています。それにより体の圧迫を減らしています。睡眠時無呼吸を起こしやすい中年以降になると、40肩・50肩と肩を痛めることが多くなってきます。原因は老化ともいわれています。肩を痛めると、まず痛くない方をかばって寝ることもあるでしょう。まず左向きで横向きで寝るのを少し意識して寝てもいいかもしれません。
TABI Labo ライブドアニュース 2016・1・16

◆睡眠呼吸障害とトラック運転者の交通事故との関連についての研究
愛媛大学大学院医学系研究科の谷川先生と労働安全衛生総合研究所の高橋先生との研究(平成25 年度(中間報告) タカタ財団助成研究論文)です。奈良県トラック協会に所属する26 歳から70 歳のトラックの運転者約200 名について調べたそうです。重症の睡眠呼吸障害があっても,主観的な眠気がない者が90%に上ったとのことです。割合は,肥満の有無や年齢について層別してもほとんど変わらなかったとのことです。睡眠呼吸障害の重症度が高いほど,自分の運転する車で事故を起こしたことのある割合が高いとのことです。この研究から睡眠呼吸障害を原因とする交通事故の予防のためには,睡眠呼吸障害や睡眠呼吸障害の健康障害や事故との関連についての知識の普及が全国的に必要であるとのことでした。この研究をみるといびきを起こす睡眠時無呼吸の問診に、自動車での事故歴を加えてもいいかもしれません。
http://www.takatafound.or.jp/support/articles/pdf/140703_11.pdf

◆2015年11月22日(日)に藤田保健衛生大学行われた第14回日本睡眠歯科学会にて慶友銀座クリニックの歯科睡眠時無呼吸外来勤務(火曜日)の石山医師(東京医科歯科大学)が、歯科睡眠時無呼吸用のマウスピース(オーラルアプライアンス OA)をつけた場合に、顎関痛がおこる場合があり、それに対しての運動療法について講演し、日本睡眠歯科学会より優秀賞を頂きました。
詳細
  第14回日本睡眠歯科学会(藤田保健衛生大学 愛知県)
OA 使用の閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する運動療法が,顎関節の痛みに及ぼす影響について ―二重盲検ランダム化比較試験―
○石山裕之 1, 2)他
1)東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科部分床義歯補綴学分野、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 部分床義歯補綴学分野
2)東京医科歯科大学 歯学部附属病院 快眠歯科(いびき・無呼吸)外来
3)東京医科歯科大学 歯学院医歯学総合研究科 顎関節口腔機能学分野
内容(抜粋)
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対して口腔内装置(OA)療法が用いられます(いびき・睡眠時無呼吸用のマウスピースのことです)。 副作用として顎関節痛を誘発することがあります。マウスピースによる痛みにより、マウスピースを使えなくなったり、使えないことで睡眠時無呼吸のコントロールが悪くなることがあります。よって痛みのコントロールは必須となります。 一方全身においては, 運動器の痛みに対しての治療や予防として, 運動療法が効果的と言われています。顎関節症の治療は保存治療が第一選択とされており, 運動療法は一般的に利用されています。今回実験を行い、事前に運動療法を行うことがOA(歯科睡眠時無呼吸用マウスピース)使用時の顎関節の痛み, コンプライアンスに与える影響を明らかにすることを調べました。方法は被験者は東京医科歯科大学歯学部附属病院快眠歯科外来に来院したOA(歯科睡眠時無呼吸用マウスピース)製作希望の閉塞性睡眠時無呼吸の患者17名(男性15名, 女性2名, 平均年齢52.5±11.0才)に対して調べました。 初診時, OA装着2週間後, 1ヵ月後, 3ヵ月後を評価時期とした. 主なアウトカム項目は, 自力最大開口量(mm)やOA使用での起床時と日中における顎関節の痛みの評価(VAS)及び RDC/TMD分類による顎関節症の発症の有無及びOAのコンプライアンス(アンケートによる使用頻度を調査)としました。
結論としては、閉塞性睡眠時無呼吸(OSAS)の患者ではマウスピース装着前に運動療法を行った方が, マウスピース使用のコンプライアンスは変わらないものの, 痛みの軽減に効果がある可能性が示唆されました。
米国で行われたカリフォルニア大学サンフランシスコ校とペンシルバニア大学共同主催の睡眠時無呼吸の研究会のコースでも、マウスピース装着による顎関節症が話題になっておりました。
顎関節症は、医科特に関係すると考えられる耳鼻咽喉科でも、あご(顎)特に咬み合わせに対しては、医科では歯科の治療ができないという法律的な面もあり、十分な診断も治療もできません。慶友銀座クリニックでは、歯科睡眠時無呼吸に対するマウスピース(OA又はスリープスプリント)による顎関節痛専門の医師も在籍することで、歯科睡眠時無呼吸用のマウスピースを作成するだけでなく、それによる副作用の対応も含めた診療を医科と歯科一丸となり行っています。

◆若い世代に不眠 20~30代の半数以上に不眠症の疑いがある可能性あり
産経com 2015.11.18
味の素が20~70代の計1200人にインターネットで調査しました。国際的な尺度である「アテネ不眠尺度」を用いたところ、不眠の疑いありは20~30代が約50%、40~50代も50%弱、60~70代は約30%でした。

◆子供の睡眠(環境省の報告から)
2歳~5歳までの子供は早い時間に就寝して10時間から13時間程度の睡眠が適切だとされています。環境省がおよそ全国10万人の親子を対象に行っている健康調査で、3歳児のうちで午後10時以降に就寝する子供がおよそ3割に上り、7%が睡眠不足の状態にあるとのことです。発育への悪影響が懸念されます。
NHKニュース フジテレビ系(FNN))ニュース 2016年1月7日

◆睡眠の質の低下は生活の質(QOL)の低下及び日中の疲労(作業効率の低下)を引き起こします。疲労の研究で有名な大阪市立大学と株式会社総合医科学研究所及び寝具会社の西川リビングの研究では、身体に合わせた敷き寝具(オーダーメイドマットレスとオーダーメイド枕)を使った研究にて、質問票や加速度脈波を使った周波数解析による自律神経機能評価より精神作業負荷による疲労をおこしにくくするという研究成果が発表されました。身体に合わせた敷き寝具は、睡眠の質の改善や疲労の軽減の効果をする有用な製品とのことでした。閉塞性の睡眠時無呼吸の治療は、まず睡眠の質を上げることが重要です。このような寝具からの研究も含め、疲労の軽減という観点からも、閉塞性の睡眠時無呼吸の治療をCPAP(シーパップ・持続陽圧呼吸)やスリープスプリント(マウスピース・MAS)を用いながら、本人にあった寝具を使って、いびきや閉塞性の睡眠時無呼吸を治療することが大切になってくると思います。
参考)
身体に合わせた敷き布団は睡眠の質を改善し疲労を軽減する The Body Fit Bedding Improves Sleep Quality and Attenuates Fatigue. 梶本修身et al.大阪市立大学.西川リビング 株式会社総合医科学研究所 アンチエイジング医学日本抗加齢医学会雑誌Vol 11 No.6 p883-95

◆いびき体操が、いびきや睡眠時無呼吸の軽減に役立つとの論文が次々と発表されました
ブラジルのサンパウロ医科大学のスリープ研究所のイエト(Ieto)博士が、いびき体操は、いびきの軽減に効果的だという論文が世界的な医学雑誌に掲載されました1)。米国スタンフォード大学の精神科の睡眠医学研究所のカマッチョ(Camacho)先生のグループの報告では、いびき体操は睡眠時無呼吸の指数(AHI)を子供では6割軽減し大人では5割に軽減し、特に大人ではいびきや眠気の改善にも有用であるという報告をしました2)。
参考文献)
1)Effects of Oropharyngeal Exercises on Snoring: A Randomized Trial.Ieto V, Kayamori F, Montes MI, Hirata RP, Gregorio MG, Alencar AM, Drager LF, Genta PR, Lorenzi-Filho G.Chest. 2015 Sep;148(3):683-91.
2)Myofunctional Therapy to Treat Obstructive Sleep Apnea: A Systematic Review and Meta-analysis.Macario Camacho, MD,Victor Certal, MD,Jose Abdullatif, MD Soroush Zaghi, MD Chad M. Ruoff, MD, Robson Capasso, MD, and Clete A. Kushida, MD, PhD. Sleep. 2015; 38(5): 669-75.

◆慢性副鼻腔炎の手術で睡眠時無呼吸が改善との報告
慢性副鼻腔炎の手術を受けると睡眠が改善されることが新たな研究で示されました1)。今回の研究では、慢性副鼻腔炎の患者さんの15%に閉塞型の睡眠時無呼吸がみられたが、睡眠障害の有無にかかわらず、手術後の患者は生活の質QOLが改善されて、よく眠れるようになったとの報告でした。研究の著者である米国のユタ大学のJeremiah Alt先生よると副鼻腔炎患者の主な訴えは、睡眠不足と疲労感、倦怠感であるとのことでした。慢性副鼻腔炎と睡眠時無呼吸症候群がともにみられる患者に対する外科手術の効果を調べました。副鼻腔炎の手術を受けた400人以上に対してアンケートを実施しました。うち60人が睡眠時無呼吸を併存しており、副鼻腔炎の手術後には、これらの患者には心理面や睡眠障害を含めていくつかの評価項目に改善が認められました。以前から鼻の手術は、睡眠時無呼吸の患者さんに対して、治療として鼻閉がある患者さんにはPivotal(まずなくてはならないもの まず改善をしなくてはならないもの)でした。鼻がつまると、睡眠時無呼吸の治療自体ができないからです。睡眠時無呼吸の無呼吸低呼吸指数の改善には、鼻の手術自体は改善はあまりないと今までの研究ではいわれていましたが、今回の論文では睡眠時無呼吸の重要な症状である眠気や生活の質が改善するという大きなメリットを証明することになりました。
参考文献
1)JAMA Otolaryngology-Head and Neck surgery online Jeremiah Alt September 10, 2016

◆シャワーよりも湯船に浸かっていた方が睡眠の質が良好となり、疲労回復がなされ、注意集中力が高まり、作業効率も向上したとの報告がありました。(日本温泉気候物理学会誌代4号2015年10月熊本保健科学大学保健科学部リハビリテーション学科 安田大典)

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メディア協力News

NHK「ニュースウオッチ9」
  • 睡眠時無呼吸に対する防風通聖散の効果に対して、当院での研究が英文雑誌に掲載されました。
  • CREAデジタルマガジンに院長の記事が掲載されました。(2014年2月28日更新)
  • 沢井製薬のHPに院長のいびきの話が掲載されました。(2014年3月更新)

「これが世界のスーパードクター10!」いびきを日帰り手術で治す!?

「これが世界のスーパードクター10!」 いびきを日帰り手術で治す!?

いびき・睡眠時無呼吸治療の基本

いびき

閉塞性睡眠時無呼吸(OSAS)は、鼻からのど奥迄の空間(上気道)を通る空気がつまることで起こります。鼻がつまると、入り口からすでにおかしいことになります。 そこでまず無呼吸を治療するためには、ファーストステップとして鼻のつまりがある場合鼻の手術を行い、しかるのちにCPAP(シーパップ 持続陽圧換気療法)や、マウスピースの適用を考える。という方法が主流です。当院では、閉塞性睡眠時無呼吸に対してのマウスピースを作成しています。またCPAPも当院を通してご使用いただいております。いびき・閉塞性睡眠時無呼吸の方に対しての日帰りの外科的な手術(睡眠外科)も行っております。入院して手術するような睡眠外科の症例に関しても、当院勤務の専門の医師が当院の外来にて診察し、手術を決定し、医師所属の関連病院(当院関連病院)で手術を行い、手術後のフォローを当院にて行うというワンストップな診療システムを行っています。大きな手術は、大きな病院で行いますが、当院ではじめに行われる診察から、手術、アフターフォローまで、一人の専門の医師が責任をもって担当します。

いびきの基礎知識。いびきが発生する場所は、2つに分かれます。

鼻で起きるいびきと、のどで起きるいびきに分けて治療します。

当院は、すべてのアプローチでいびきを改善しています。

慶友銀座クリニックいびき治療マップ

産業医として、疲労研究者として、働くみなさまのために

産業医として、疲労研究者として当院理事長は産業医の資格を所持し、働く皆様のための治療を行っています。睡眠時無呼吸に伴う中途覚醒により不眠や日中の眠気がひきおこされ、交通事故や労働災害の原因となることがあります。運転士さんが睡眠時無呼吸の症状を持っている場合は、マウスピース(MAS:スリープスプリント)をして仮眠を取る方法をお勧めすることもあります。それにより疲労がぐっと回復して安全な運転を続けられることでしょう。米国では軍や消防・警察の病院に勤める医師が「いびき」の学会には多くいます。夜勤シフトのとき集団で一つの部屋に寝られる方々のグループです。みんなが制服着ているのですぐにわかります。特に陸軍関係は迷彩服なので目立ちます。彼らと話すと、潜水艦の中でいびきがうるさいと大変だとか、いろいろなおもしろい情報をくれます。 夜はCPAPでよく寝て、仮眠や出張時にはマウスピースというのも理想的です。働く皆様のライフスタイルまで考慮した診断治療を、産業医学的に行っています。また当院院長は、疲労についての研究者で、これまで疲労測定装置の研究を重ねてきました。2003年にNew YorkのIBM Watson研究所で行われた学会で発表し、米国電気電子学会IEEEの雑誌にも論文が掲載され、これに関する特許も単独保持しています。

米国のいびき・睡眠時無呼吸の治療法を紹介

いびき・睡眠時無呼吸に関しての診断及び治療は、米国では研究成果を元に常にアップデートが行われています。理事長は米国耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(AAO-HNS)の正会員フェローで、毎年行われるペンシルバニア大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)が共同主催する睡眠時無呼吸に対する専門学会に出席し、研鑽を積んでいます。そして米国で実際に行われており、また日本の医療制度に適合した治療法を当院へ導入しています。今話題のいびき体操もこの学会で習いました。選択肢は手術だけではありません。

毎月のCPAPの来院フォローも当院にご相談ください

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure シーパップ:持続陽圧呼吸療法)を利用されている方は、継続的な来院検査によるフォローが毎月必要です。これに煩わしさを感じていらっしゃるCPAP利用者もたくさんおられることと思います。 当院の場合は予約無しで来られても、5分以内にデータの解析を行い、電子カルテに反映する体制が整っております。このシステムを開発して維持するために、当クリニックの医療事務は正社員を採用し、一部プログラマーや工学部卒をも正社員として採用し、3ヶ月マンツーマンで指導しています。その結果を見て医師が判断し治療方針を決めていきます。 他院で手続きをされたCPAPの来院フォローも当院にご相談下さい。お話を伺ってみると、より御自身に合った保険の効く睡眠時無呼吸の治療法がご提案できるケースもあります。

当院のいびき治療はマスコミでも広く紹介されています。

日本テレビ系列 新情報バラエティー「スッキリ!!」 いびき専門外来


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